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ねっけつ! じっけつ!! はもにか道

blow it untill the BLUES away!

『セッション』の問題

 セッションといっても実際の演奏ではなく映画について。

 

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 アマゾンビデオでレンタル購入したのが先月の24日。期限は未視聴で1ヶ月、視聴開始から48時間まで。さっさと観ればいいんだけど……

 

 私はてっきり音楽学校のドキュメンタリーだと思っていたのが、ドラマと知り、なかなか再生ボタンが押せなかったり。どうも最近『物語』って見るのが億劫でねぇ。

 

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 んで、一方、こちらは無料で見られるプライムビデオに最近追加された『CHICAGO BLUES JAM』なるアメリカのテレビ番組。バディ・ガイの店(ライブハウス)で行われたセッションやライブを放映したもの。

 

 喜んで再生して見ると違和感がハンパない。口元を注視するとリップシンクがずれており、まるで口パク当て振りのよう。どうにもこうにも感覚的に気持ち悪くて見ていられない。せっかくのジュニア・ウェルズやロッド・ピアッツァのプレイもこれじゃあ台無しだなぁ。トホホ。

ジェイムズ・コットン 旅立つ

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 3月16日に肺炎のため亡くなったとのこと。享年81歳の大往生。

 きっと今頃、雲の上じゃマディ・ウォーターズや、ハウリン・ウルフ、ジュニア・ウェルズ、BBキング、サニーボーイ二世なんかの錚々たるお歴々が「遅いぞ綿口男!」とばかりに歓迎セッション大会を開いてることだろう。ベースはドナルド・ダック・ダンかな?

 今夜は『100%COTTON』を聴きながら冥福を祈ろうか。献杯

 

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『ブルー・ノート・スケール』の問題

 仕事が忙しかったり、練習に気乗りがしなかったりで更新が滞っておりました。そんな時でも最低限のノルマとしてやっているのが『ブルー・ノート・スケール』のメカニカル・トレーニング。

 

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 C調のハーモニカの場合、曲はG調。これをセカンド・ポジションと言います。数字譜にすると以下の通り。

 

2D 3D↓ 4B 4D↓ 4D 5D 6B  ※D=吸 B=吹 ↓=半音ベンド

 

1、ストレートな上昇下降

 

2、三連での上昇下降

2D 3D↓ 4B 3D↓ 4B 4D↓  4B 4D↓ 4D 4D↓ 4D 5D 4D 5D 6B

6B 5D 4D 5D 4D 4D↓ 4D 4D↓ 4B 4D↓ 4B 3D↓ 4B 3D↓ 2D

 

3、根音より各音への跳躍

2D 3D↓ 2D 4B 2D 4D↓ 2D 4D 2D 5D 2D 6B

6B 2D 5D 2D 4D 2D 4D↓ 2D 4B 2D 3D↓ 2D

 

 ブルーズやジャズには、この6つの音だけで演奏された名演が星の数ほど(ハーモニカだけに限らずギターやピアノや管楽器でも)。

 

 とりあえず理屈は横へ置いておいて、このスケールをひたすら繰り返して身体と耳に染み込ませるのが大事……だと思うんだけど、それに言及してる教則本はごくごくわずか。何故だろう?

『ブルース&ソウル・レコーズ』でリトル・ウォルター特集!

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 荷物量の多さにクロネコヤマトの配達員さんが悲鳴をあげているとニュースで知ってから、アマゾンで買い物をするのに躊躇するようになったが、それでも頼まなきゃならない品がある。

 

 こんなマニアックな雑誌、こんな田舎じゃ売ってないし。それを発売日当日に持ってきてくださるお兄さんに笑顔で御礼を申し上げ、深く拝して受領。

 

 本誌にて26ページのリトル・ウォルター特集。本人のバイオグラフィーに奏法解説、アンプリファイアドの歴史、アルバム・ガイドなど盛りだくさん。私が知らなかったこともかなり記されており、読んでてワクワク。昨日の投稿で触れた『喉鳴り』についても「ウォルターはあまり喉を鳴らさない(音がマイクで拾われていない)タイプだ」との記述が。

 

 付録CDにはリトル・ウォルターのカバー曲のコンピレーションCD。ライナーノーツには曲についての解説の他に、曲のキー、ハープのキー、ポジションまで併せて記載。ハーモニカ吹きにとって嬉しい情報をしっかり理解して、きっちり押さえているのが凄いねぇ。これ以外にも特集に連動してか連載ページにてスリム・ハーポを取り上げていたり。

 

 私は決して『ブルース&ソウル・レコーズ』の熱心な読者じゃないけど、この徹底した掘り下げぶりには完全脱帽。ブルーズが好きなハーモニカ吹きなら是非ご家庭に一冊!

「喉鳴り」の問題

 ここ最近のめり込んでいるリトル・ウォルターの『juke』のおさらい。確認のために自分の演奏を録音してみると、結構「喉が鳴って」いる。

 

 『喉鳴り』とは演奏中に喉仏のあたりから「ングッ」とか「ンゴッ」とか音がする現象。一般的な吹奏楽器だと良い音を出す妨げとして忌避されているようだが、ハーモニカ、少なくとも10ホールズ・ハーモニカの場合は問題視されることは少ない模様。

 

 私の好きなプレイヤーの一人であるジェイムズ・コットンなんかもゴクゴク鳴りまくり。

 

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 もちろん程度の問題はあって、静かな綺麗な曲でマイクに乗るほど喉をゴクゴク言わせるのは相応しくないだろうし、あるいは初心者でありがちな「喉に無駄な力が入っていて」鳴ってる場合は修正せねばならないだろうけど。

 

 これは身に覚えがあって、レッスンに通っている頃に「実音より喉の音の方が大きいよ」と先生に笑われたことも。そういう時ってブレスが上手くいっていなくて、必死に音を絞り出してる状態。しかし、現在はそうじゃないんだよなぁ。

 

 こう、上手く説明できないけど、ギターのカッティングで言うところの「空ピック」的な。特に今やってる『juke』のような速めのシャッフルブギでは、喉鳴りを抑えようとして吹くと、音に失速感が出てしまうような……。

 

 なぜだろう? タング・ブロック奏法でのタンギングがまだ未熟だから? 他の吹奏楽器と違って吸って出す音があるから? うーん、わからん。

 

 あんまり神経質になるのも良くないのだろうけど、ちょっとだけ気にしつつ練習することにしよう。プロの演奏もオタマジャクシを追っかけるだけじゃなくて、舌や喉や声帯の動きを想像しながら聴いてみるのが良いだろうなぁ。

 

 さてと、今日も「いとしいしと」に唇を押し付けたり、舌を這わせたり、熱い息を吹きかけたり、ちゅうちゅう吸ったりして可愛がってやろう。ゴラム……ゴラム……

 

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「何が好きかで自分を語れりゃ苦労はない」の問題

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 30年以上前のことを、ふと思い出した。

 

 まだ中学生の頃、ラジオから流れてきたビートルズの『プリーズプリーズミー』に衝撃を受けた。

 

 イントロで鳥肌が立ち「俺はこれが好きだぁぁぁッッッ!」と思い込んで、ビートルズにのめり込んで、学生時代はビートルズの専門サークルに所属したこともあったけれど、今になってやっと分かった。私はあの時“ビートルズ”に魅了されたのではなく、特徴的なハーモニカのリフに痺れたのだ。

 

 だから、所謂『ビートルマニア』が集まるサークルでは、常にどこかで疎外感を感じ続けて、結果いろいろあって途中脱退。そりゃそうだ。私が好きだったのはビートルズではなく、ハーモニカだったのだから。ノリもソリも合うわきゃない。今にしてやっと気付く。まぁ、だからと言って「もっと早くに気付いていれば……」は言わない約束。それを言っちゃあ御仕舞ぇよってな。

 

 自分が何が好きなのかって、案外自分が一番分かってないのかもなぁ?

 

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「I got a black cat bone」の問題

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 本日暇暮らし。よって、いつもの如くハーモニカをプカプカ。今日はマディ・ウォーターズの『I'm your hoochie coochie man』をおさらい。

 

 この曲、1st、2nd、3rdのそれぞれのポジションでのマスターを個人的な課題としており、今日は3rdポジションでの練習。西村ヒロ氏の教則本に3rdでの譜が載っているので、こちらを参考に。なお、この譜面だと教則本用にC調のハーモニカを使用(つまりキーはD)になっているが、オリジナルキーで演るとなるとハーモニカはG調。2穴3穴の1音ドローベンドを多用するので、Lowキーのハーモニカではなかなかキツい。今日は譜面通りC調ハーモニカで練習。

 

 ちなみに原曲のハーモニカ奏者リトル・ウォルターは1stポジション(キーAの曲をA調のハーモニカ)で演奏している。このポジションだと、どこかアクが抜けてフォークっぽいというか、唱歌っぽいというか、とにかくブルーズっぽくない演奏になりがちなんだけど、きっちり黒い音(!)が出てるんだから、これまた凄い。

 

 ま、それはともかく、これまたいつもの如くお膝には愛猫。毎度のことなので気にせず練習。猫も穏やかに熟睡。程良いところで成果確認のために録画。その時、事件は起こった!?

 

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 突然、よじ登ってくると肩口に爪をガシッと立ててくる。リズムを取るために軽くストンプ(足踏み)してたのが気に入らなかったのか、それとも、曲中の歌詞「俺は黒猫の骨を持ってるぜ!」ってのが癇に障ったのか?

 

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  ちなみに原曲はこちら。黒人の間だけの音楽だったブルーズが、人種を越えて一気に爆発的広がりを見せるキッカケとなった1960年のニューポートジャズフェスティバルでのパフォーマンス。この映像こそ歴史的大転換点の瞬間だったりするんです。

 

 ブルーズって面白ぇなぁ。……にしても肩痛い。野郎めザックリ深く爪立てやがって。血ぃ出てるじゃねぇか(泣

 

追記:タイトルにある『hoochie coochie man』ってのは、日本語にすると『精力絶倫野郎』とか、『肉欲棒太郎』とか、まぁ、そーいう意味。んで、『黒猫の骨』は、そのミラクルなパワーを引き出すブードゥー魔術のキーアイテム。一応書いておきますが、どこをどう間違っても私は愛猫を精力剤代わりに使うことは絶対にありません、念のためw