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ねっけつ! じっけつ!! はもにか道

blow it untill the BLUES away!

「楽器を持ってないミュージシャンなんて最低だぜ!」

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 外出する際には誰かに吹いて聴かせる予定やアテはなくとも、必ず一本入りのシースケースをベルトに通して家を出るようにしています。

 

 ケン吉岡氏というカナダで活躍している日本人ハーピストが自著で書いているのですが、かつてアメリカでシュガー・ブルーというハーピストのライブへ行った際、ステージに誘われたのにハーモニカを携帯しておらず、シュガー・ブルーに「楽器を持ってないミュージシャンなんて最低だぜ。ハーモニカがそんなに重いのか?」とこっぴどく説教を受けたとのこと。

 

 このシュガー・ブルーという人は「アクロバット」と称される超絶的なテクニックを持つことで有名。本人曰く「飯を食ってる時以外はずーっとハープを咥えて練習してた」と。シャワーを浴びる時も、彼女といる時も、クルマを運転する時も、寝てる時だってハーモニカを手から離さなかったと。唇の皮が剥け、肉が切れ、血が流れるまでひたすら練習したと。

 

 そんな凄い人に心得違いを指摘されるなんて、ケン吉岡氏は肝が縮み上がったんじゃないだろうかと思うけど、シュガー・ブルー自身もジャズ界の伝説の偉人カウント・ベイシーに同じ説教を受けたことがあったとか。ミュージシャンにとっては普遍的な教えなのですかねぇ。

 

 もちろん、私なんぞはその境地を想像するのも難しいくらいですが、それでも彼らの爪の垢を煎じて飲むつもりで常時ハーモニカを持ち歩いているわけです。

 

 唯一心配なのはお巡りさんの職務質問。ナイフのケースと見間違われりゃしないかと。ま、そんな時はサッと抜き撃ちで『犬のお巡りさん』を演奏してみせようか密かに練習を重ねておりますw

 

youtu.be

 

 ちなみにシュガー・ブルーといえば『ミス・ユー』。ローリング・ストーンズのオリジナルも彼のブロウなのですが、自らのバンドを率いて思う存分に吹きまくる様は、まさに「アクロバット・ハーモニカ」の面目躍如です。