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ねっけつ! じっけつ!! はもにか道

blow it untill the BLUES away!

『ロバジョン』の問題 〜あるいは12小節の呪縛

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 クリームの『クロスロード』、ローリング・ストーンズの『むなしい愛』、ブルース・ブラザースの『スイート・ホーム・シカゴ』。前回の投稿で、この三曲の共通点を問いました。これはその回答編。

 

 言葉で語るより、聴いてもらった方が早いかねぇ。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

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 三曲とも27歳の若さで夭折したロバート・ジョンソンという伝説のブルーズマンの作品なのです。残した録音は、わずか42テイク。その2時間弱の録音が、クラプトンや、ストーンズや、ツェッペリンや、その他多くの有名無名のミュージシャンに限りなく大きな影響を与えて後世の音楽シーンを大きく変えた……ってのが優等生的回答。

 

 もうひとつの答えは……「どれも一緒じゃんw

 

 私自身、数十年前になりますがロバート・ジョンソンの全曲を網羅した『コンプリート・レコーディングス』のCDを買ってはみたものの、聴いても聴いても、何が良いのか理解できませんでした。だって、どの曲も同じに聴こえたんだもん。

 

 それも当たり前。上の三曲(に限らず、多くのブルーズ楽曲)は、3和音12小節という定型に収められています。コード譜にすると以下の通り(譜例はキーA)。

 

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 もし、上記の三曲を初めて聴き比べて、楽曲それぞれにオリジナリティを感じるような素晴らしく素敵な耳をお持ちの方は、間違いなく次世代のロックスターになれる……かも?……しれない……かなぁw

 

 少なくとも、前回投稿の動画は三曲三様なりにスターが歌い演奏する華を感じる楽曲でしたが、今回投稿の三曲はどれも陰鬱で、冴えなくて、似たような響きで、つまらない……って思ってる人は、ある意味でとっても常識的で正常な感覚をお持ちだと思います。

 

 それが何度も何度も飽きもせずこの手の曲ばっかり聴いてると、ジンワリと微妙な味の違いを感じられるようになるから不思議。これぞ『蓼食う虫も好き好き』ってヤツかも。